Psycopathy Checklist Revised.

第3回ワークショップ 講演者の感想 (西村由貴)

第3回は、3月末開催という人事異動の時期、および年度の切り替わりの時期と重なり、参加者は5名であった。申し込みされていた方でぎりぎりになってキャンセルされた方もあった。しかし、少人数によるメリットもあった。懇親会ではそれぞれの参加者が自分たちの職場の現状、危機管理・リスクの問題など、ご自分がなぜトレーニングを受けようと思ったのか、どういったことに適用としているのか、司法制度の問題点などをざっくばらんに話し合う事ができて、これはこれでよかったと思う。また、講義の最中も質問があると、それを中心にそれぞれの意見が出されるなど、大人数で開催するとできない議論ができたといえよう。今回の参加者は、特に少年の非行・犯罪に関心を持っておられる参加者が多かったこともあり、発達障害や情緒障害とサイコパシーとの関連性に時間をかけた。演習では、北米人犯罪者を事例で扱っているにもかかわらず、判断はかなり正確に行われており、日本語でのワークショップでの採点の安定性が見られた。

やはり北米人が英語で話している事例の採点は日本人ほど実感がわかないのは前回同様であった。また、評定者間信頼性を施設内でとれない方々のために「信頼性コース」の準備が待たれることを実感した。

今年度は、参加者が参加しやすい時期をうかがいながら調整を行っていく予定である。

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